15年以上Ubuntuばかりを利用していたが新しい環境を試してみた。その感想
環境は以下の通りなので主にCLI体験の話となる - WSL内(だいたいここで暮らしている) - サーバー(GUIなし)
経緯
パッケージが新しく豊富(特にAURを含めると)、開発環境としては管理が楽そうだなという印象があり、最近は人気も高まっているのも後押しした
最初はもっと尖ってNixOSを使ってみたのだが、これはあんまりにも不便かつ理想と実態のギャップが激しかったので取りやめ、もう少し穏当なArchを入れ直した
NixOSを試しているんですが、nodejsやらとの相性が最悪ですごい。nix-ldをいれていてもbunでsharpというnpmライブラリ実行しようとするとlibstdc++.so.6が読み込めず、たぶんbunのnixpkgがstdenvNoCCで定義されているからでbunをバイナリ直で入れたら直ったがNixの意味がない
— やゆぐ (@yayugu) 2026年5月5日
NixOSやめます
セットアップ
割と簡単だった。WSLの方はIPv6が有効の場合WSL用のローカルループバックが ::1 になってしまい、色々ありWindows側のブラウザなどから疎通しないなど変な問題はあったが、これはArch Linux本体の問題ではない。ただし、あんまり使われていない感は出ている
他は特に問題なし、systemd中心なのもUbuntuと同じなのでパッケージ周り以外は大きな差異がない
パッケージ
予想通り良かったのはパッケージが新しいこと。あまり気にせず最新を使いたいもの(Ruby)などについては〇〇env的なセットアップツールが不要になったのは本当に快適。環境ごとにこういうものが必要だったり不要だったりしてdotfilesの違いをgit管理するかしないか含め面倒であった
Node については現行のLTSごとにパッケージが分かれていて(おそらく同時に1つしかインストールできない)これも自分の指定したい度合い(LTS単位でマイナーバージョンは最新で良い)と一致していて快適
またUbuntuでパッケージ提供されていないが地味にインストールが面倒だったり更新を忘れて問題が発生しがちだったりする aws-cli-v2 や github-cli あたりがあるのもうれしい
想像していたより微妙だった点は2つ
1. 思ったよりcore / extraパッケージが少ない
Archではまあまあちゃんとしていてツールなしでpacmanでネットからインストールできるものはこれらにあるのだが、例えばMySQLは存在しない、Arch WikiにはMariaDBが互換とか書かれていていつの時代の話だという気持ち。一応Perconaはある(こっちはちゃんとMySQL互換)のでそちらを使ったりしているが、このくらいは用意していてほしい
2. パッケージの更新頻度はまちまち
Bunや openai-codex-bin (AUR)、claude-code (AUR)などはガンガン更新が入り、かつツール自体に更新機能があるがpacman / yay経由にすると手動更新になってしまう。また常に最新になっているかはパッケージ次第で手動更新されているものだと数日のタイムラグが発生することもある。パッケージ管理せずにそれぞれのセルフインストールを使うほうが楽ということに気づいた
3. Arch対応が良くないものもある
Playwrightは悪くてDebianとUbuntuにしか対応していない こういうものを入れようとすると面倒で、workaroundするAURも存在するが、それもすんなりとはインストールできないといった状況があった。雑にCoding Agentに修正させてセットアップしたが、こんなことをするくらいであればPlaywrightをやめるなり、Archをやめるなりしたほうが本来はいいだろう
全体として
AURが便利なケースは以外と少なく、自分でビルドするなり、公式のインストーラーを使うなりした結果ほとんど利用していない。またコアパッケージが新しくて嬉しかったこともそこまで多くはない
hoge env系を使わなくて良くなったことは本当に嬉しい。Ubuntu + PPAでも良さそうと思ったが元から低調だったApt Repository文化は死につつあり、NodeはともかくRubyなどは見つからない





