v6プラス(IPoE MAP-E)とPPPoEを併用する(ルーターが非対応の場合)
フレッツ光・光コラボが深夜めっちゃ遅い問題はここ1年くらい我が家にも到来しており、最近は夜10時以降WifiつながないでLTE回線の方が速い、AbemaTVやニコ生を見ると止まりまくるといった悲惨な状況です。
その時の構成は
- So-net光コラボ PPPoE
- 光でんわ、ホームゲートウェイなどはなし
- EdgeRouter X (ER-X)
- IO DATA WN-AX2033GR (ルーター機能はオフにしてWifi APとして利用)
- 自宅サーバー(外からのアクセスできる)
これを問題の緩和のためIPoE経由にしてIPv4接続を試そうと思ったのですが課題が色々あり
- 仕様しているプロバイダ(So-net光コラボ)ではIPoEでv4を通す場合MAP-Eが使われている(というかJPNE経由になる)
- EdgeRouter X がMAP-E非対応
- IO DATA WN-AX2033GRがファームウェアアップデートでMAP-E対応した(ラッキー)がPPPoEとの併用は対応しておらず、自宅サーバーに外からアクセスしたいときに困る
といったことになり困っていました。 ルーターを買い換えればいいかというと最近のルーターでもIPoEトンネル系の技術とPPPoEの併用は非対応のものがほとんどで、Synology 2600ac (25000円) や YAMAHA RTX830 (45000円) などスーパーハイエンド機種だけが併用できます。しかし高すぎる
解決策
ONUの下にスイッチングハブをつけて、PPPoE用ルーターとIPoE用ルーターを分岐させるとうまくいった
WAN側にスイッチングハブという発想はなかったが今の所問題なく動いてしまっている
スイッチングハブとルーター2つが3角形のダイヤグラムを描いており不穏さを感じる
注意点としては、当たり前のことだが
- 2つのルーターのIPがかぶらないよう片方を192.168.0.1以外などに変更しておく
- PPPoE側(ER-X)ではdhcpはオフにする
- ER-Xを経由させたいマシンではIPは静的(固定)割当にしてデフォルトゲートウェイにPPPoEしている方のルーターを指定しておく
- IPoE側ルーターのdhcpでは固定しているIPは回避して割り当てるようにする
- ER-X(PPPoE側)ではIPv6もdisableにした方が良い気がしたためそうした。2つのルーターがWANからRAでv6 prefixを受けたりした場合にどうなるかは試してない
雑感
- 速度問題が解決したかはしばらく試してから追記予定
- (追記) いまのところ速度は良好
- サーバーについては引き続きPPPoEで低速のままだが、そこは深夜帯にヘビーに使うわけではないので自分の用途だと問題なし
- EdgeRouter直下に1サーバーしかおいていおらず、かつEthernetポートが2つあるので、こいつが直接PPPoEすればER-Xは不要になるがやってない
- 低価格ルーター2個とスイッチングハブ (1500円)で実現可能で、単体で高機能なルーターを購入するのと比べると圧倒的に安い
- 自宅のサーバー・ネットワーク機器とケーブルまわりがだいぶグチャッとした
- グチャッとするので金があるならYAMAHAの方がいいと思う